鼻出血
 

ネコも鼻血を出す事があります。
しかし、人間のように「のぼせた」などといって急に出血するような事は少なく、
鼻や顔面を打ったり、感染症をおっこしたい、また鼻の周辺に腫瘍があったりと、
はっきりした原因があることが多いようです。

交通事故、ネコ同士のケンカ、などが原因で顔を強打した場合は、
大量に出血することもあります。
他方、腫瘍は血液の病気などが原因のときは、長期にわたって少量の出血が
続くこともあります。

外傷などが原因で痛みがあると、出血と同時に顔を振ったり傾けたり、
前足で顔をこすったりします。

鼻出血だけd出血多量になるとは考えにくいものの、原因によっては他の場所
で同時に出血があり急激に貧血g進む事も考えられます。
口の粘膜や目の結膜の色などが蒼白(チアノーゼ)になっていないか、注意して
観察しましょう。

感染症をおこす、白血病などの血液の病気になる、大きな出血をともなう事故などが
原因で出血しやすく血液が固まりにくい、などの場合にも鼻から出血することがあります。

少量の鼻出血なら放置していてもじきに止まりますが、出血が重いと、エックス線検査や
血液検査が必要となるかもしれません。

他にも元気がない、食欲がない、呼吸が荒いなどの症状がないかを観察し、
それらの症状があるようならすぐに獣医師の診察を受ける必要があります。

治療は少量の出血ならしばらく安静にしていると出血が止まるはずです。
しかし、出血がすぐに止まらない時は止血剤や他の内科療法が必要かも知れません。
また骨折をともなっていたり腫瘍が原因の場合には外科的な治療が必要となることもあります。


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