肉球の皮膚炎(形質細胞性皮膚炎)
 

はじめは両方の前足の肉球がむくんできます。
ついで、後ろ足の肉球もむくみます。
この時には特に痛みやかゆみは無いようです。
病気が進むと、肉球の表面が潰瘍をおこし、痛みも生じます。
出血したり細菌が感染してうみが出ることもあります。
ネコは痛みのためにきこちなく歩いたり、
足を引きずるようになります。
体のリンパ節が腫れてくることもあります。

原因はわかっておらずまたなぜこのような症状が現れるのかも不明です。
症状がいったんおさまっても、特定の季節になると再発するネコもいます。

治療は、いまのところ確実な治療方法はありません。
副腎皮質ホルモン薬を与えると症状が和らぐことも有るようです。
特に治療をしていないのに、あるとき突然快方に向かう事もあります。
患部が潰瘍をおこしていたり、出血している時には手術をするなど、
対症療法を行います。

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