足に大きな爪をもつネコダニがネコに寄生すると、ネコはこの皮膚炎をおこします。
このダニは0.5mm程度と大変小さく、フケに混じっているので肉眼ではほとんど見つかりません。
飼い主が刺されてはじめてこのダニがネコに寄生していることに気づく場合もあります。

症状としては、寄生した部分からフケが大量に出ます。
ですが、それほどかゆみは無いようです。
しかし、人間が刺されると強いかゆみや痛みをともないます。

治療は、ネコのフケを集めて顕微鏡で観察してダニを確認します。
ネコ用シャンプーで体をあらいます。水を嫌うネコの場合には獣医師に相談して
シャンプーしてもらうのが良いでしょう。
ダニを駆除するには虫の神経をまひさせるピレスリンの粉剤を体に散布すると効果があります。
しかしこの薬はダニの卵がふ化し、成虫になる時期を見計らって何度か繰り返し散布します。