回虫症

 

回虫はねこにもっともよくみられる寄生虫です。
おとなのネコが回虫に感染しても、あまり症状には現れませんが、
子ネコが感染すると重症になり、死ぬ事もあります。

子ネコが回虫に感染すると、元気がなくなり、下痢や便秘になります。
腹がふくらんで、吐く事もあります。
貧血気味になって毛づやもなくなります。

大人のネコでは症状がないことがほとんどですが、
多数寄生すると、腸のはたらきが悪くなって、下痢や血便をすることがあります。

寄生虫の数が少なく、症状がないようにみえても、
吐いたものの中に虫が見つかることもあります。

感染は土の中にいた回虫の卵が何らかの偶然でネコの口に入ったり、
ネズミ、小鳥を食べて感染したりすることもあります。

子ネコは普通、母ネコの乳にふくまれている回虫の幼虫によって感染します。

治療では駆虫剤お与えます。
ネコの嘔吐や下痢などがみられるときは、症状にあわせて薬をあたえます。



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