鉤虫症

 

ネコの小腸に住み着き、その壁に食いついて血を吸います。

ネコは貧血ぎみになり、便に血が混じって黒くなります。
とくに子ネコが感染すると症状が重くなり、お腹がいたそうな様子を見せ
血のまじったタールのような便を出します。

治療せず放置すると、脱水をおこし急速に弱って死ぬ事もあります。

大人のねこも慢性の症状を見せる事があります。
ネコはだんだんやせて元気がなくなります。
毛づやがなくなります。
便には以上が見られない事もあるので、注意が必要です。

感染したネコの便には鉤虫の卵はふくまれています。

治療では、駆虫薬を投与します。
貧血がひどい時には安静にして、輸血がひどいときには安静にし、
輸液を行います。
腸内で出血しているときには、止血剤を与えます。


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