| メスネコが出産した後、乳腺（乳）が異常にはって熱をもつことがあります。
これは乳腺に炎症がおこっているときの特徴です。
乳腺炎は授乳中の母ネコによくみられますが、すでに授乳期を終えた母ネコが
この病気になることもあります。
症状としては、乳腺がはって熱をもちます。
悪化すると乳腺が化膿し、ついには皮膚が破れてうみがでることがあります。
こうなうとネコは食欲を失い、乳腺のあたりをさわると痛がります。
子ネコが爪で母ネコの乳を抑えるためについた傷から感染する。
授乳中には乳腺の先端が開くためにそこから感染する。
という2つの可能性が考えられます。
授乳していない母ネコも、乳腺に炎症をおこすことがあります。
治療では、この病気は乳腺がはれるのでそれとわかります。
治療には、まず細菌を殺すために抗生物質を与えます。
また熱や炎症などに対しては、それらの症状をおさえる対症療法を行います。
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