膣の腫瘍

 

人間にも動物にも膣に腫瘍ができることがあります。
メスネコでは、それほど多くはなく、また腫瘍ができても、ほとんどは良性です。

膣に腫瘍ができると、あるとき突然できものが膣から体の外に飛び出し、
飼い主が異常に気づきます。
これはほとんどの場合、繊維腫という良性の腫瘍です。

出血が長く続いたり、まれに肛門と外陰部の間に大きな固まりができていることが、
手で触れるとわかることもあります。

膣の腫瘍には性ホルモンが関係しているとみられます。

治療では、手術を行って腫瘍を取り除きます。
このとき、メスネコが不妊手術をしておらず、
卵巣が残っている時には、性ホルモンの液強を避けるために、
卵巣を切除する事もあります。





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