便の異常
 

ネコは慢性の下痢になりやすい動物です。
下痢状の便で水っぽいときは、小腸の異常の可能性が高いです。
この場合、栄養を吸収できずに著しく痩せることがあります。
他方、少量の下痢に粘液や血液の混じった便を何度もする場合には
大腸の異常が原因とみられます。
また、下痢と同時に嘔吐する時には胃にも原因が考えられます。
水溶性の下痢と嘔吐が続く場合
重い腸炎・寄生虫・食物アレルギー・腸内細菌の過剰増殖・薬物反応・ガン等が考えられます。
黒っぽいタール状の便の場合には
胃潰瘍・胃ガン・小腸ガンの可能性があります。
さらに粘液状の便が続くときは、
寄生虫・大腸ガン・食物アレルギー・巨大結腸症による重度の便秘などが考えられます。
獣医師に見せる場合、便のサンプルを持参すると診断が確実になります。
●伝染性腹膜炎
●消化器の病気
●胃腸炎
●内部寄生虫
●食事性アレルギー
●腸内細菌の過剰繁殖
●薬物中毒
●薬物アレルギー
●ガン・胃ガン
●リンパ腫
●子猫衰弱症候群
●感染症
●トキソプラズマ症
●肝臓・すい臓の病気
●脂肪肝
●巨大結腸症
●牛乳のよる下痢





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