人間による子猫の世話
 

母猫は基本的にとても良く子供の面倒見をします。
人間が手を貸すことはあまりありません。
ですが、出産後に稀に面倒を見ない場合があります。
出産による疲れや、合併症に罹っている可能性があります。
また、不幸にして母猫の居ない場合などは人間が
面倒を見てあげなくてはなりません。
その場合、まず部屋を暖かめにして(38℃前後)、
温度が高すぎる場合には自由に移動出来る環境を作ってあげてください。
授乳する時には、哺乳瓶はできるだけ乳首の小さいモノを
選んで、ミルクはリキッドタイプのミルクが適当だと思います。
ネコの口周りを手で刺激することにより、吸乳反射で
自分から口にくわえます。
拒否する時もありますが、落ち着いてゆっくり繰り返せばうまくいきます。
子猫の口の中は大変敏感なのでミルクの温度に気をつけてください。
ミルクは冷たすぎても飲みたがりません。
瓶は哺乳のたびに良く洗い熱湯消毒します。人間の場合と同じです。
生後1週間は2〜3時間おきに授乳する必要がありますが、
夜間は1〜2回程度で大丈夫です。一日合計で6〜8回程度です。
生後2週間目くらいからは一日合計で5〜6回程度と間隔を開けていきます。
順調に成長していれば、生後3週間目くらいで粉ミルクに移行し、
以後徐々に離乳食へ移行します。
排泄は、基本的にミルクの時間以外は寝ているので
時間をみはからって起こし陰部をティッシュなどで軽く刺激し排便させます。




close