子猫の発育過程
 

子猫の発育過程は大きく4期に分かれます。
●生後1〜2週間は新生児期で、母猫の乳の取り合いで良くミルクの出る
乳首を強い子が、弱い子はあまり乳の出ない乳首と自分専用の乳首を決めたり
しながら、乳を飲むのと寝ることを繰り替えしながら生活します。
目と耳の穴も徐々に開き始め、自力で立ち上がり始めます。
●生後2〜3週目は移行期で、兄弟姉妹と互いに影響しあいながら生活します。
また体温調節も出来るようになります。
●生後3〜8週目は社会化期に入ります。
この時期は社会に適応する大切な時期です。
子猫どうしで遊んだり、人間と接触し、運動・知覚の能力が発達します。
母猫に猟、またはご飯の入っているお皿まで連れて行って貰ったり
離乳も始まります。
走ったり、母猫とおなじくらい上手に身をこなすことが出来るようになります。
この時期にほとんど性格が決定します。多数の人間と接触していれば
人間へ警戒心をあまり持たないネコになり、逆に核家族の孤立した環境で
育った子は警戒心の強いネコになります。なので重要な時期と言えます。
●若年期(社会化期〜成熟期)
この時期は徐々に落ち着き、社会化期の環境を反映したネコへ移行する時期です。
大人への過渡期と言えると思います。





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